リサから考えるポケモン世界における「女子高生」とは
今回は今年のポケモン映画、みんなの物語に登場したリサについて考察してみようと思う。彼女は「元陸上部」の「女子高生」の「ポケモン初心者」の女の子だ。
相棒となるイーブイをゲットするためにサトシにゲットの手順を確かめる程度には初心者である。ポケモンに関して言うならば、ゲーム本編の主人公が博士にポケモンゲットの方法を教わっている段階と同じレベルである。
女子高生とは、基本的に15歳以上である。なぜならば初等教育と中等教育を完了させなければなることができない存在だからである。
まあ、そもそもポケモン世界に小学生と中学生が存在するのかは知らないけど
※ちなみに幼稚園児は存在を確認したことがある。ポケモンブラック・ホワイトで相手トレーナーとして登場する)
※あえていうならば小学生ぐらいの子供が通うトレーナーズスクールというポケモン学習の場は存在するが。。。
そう、今の今までポケモン世界観において高校生という存在は確認されていなかったのである。
ということは「陸上部」部活に入っている登場人物も史上初ということになる(俺が知る限りでは)
そして、ポケモンが当たり前に存在し、安価でモンスターボールが買えるあの世界で、高校生にもなってポケモンを1匹も持っていないのである。
これはすごいことですよ
ちなみにリサはポケモンのことを特別敵視しているとか怯えるとかそういうことはない、初心者なのだから当然だ。ポケモンを持っていない登場人物として「裂空の訪問者」のトオイくんとかがいるが、彼は小さい頃のトラウマでポケモンに近づけなくなっただけで、まじでポケモンわからないとかそういうことはない。
これらを踏まえていえることは
ポケットモンスターの世界において初等教育、中等教育、高等教育を通してポケモンについて詳しく学ぶ場が存在しない可能性がある
ということが言える。
じゃあ具体的にどんなことを学校で学んでいるのだろうか。
とりあえずポケモンについて学んでいない仮定して考えてみる
あそこまでポケモンが浸透している世界観でポケモン学ばないでどうするのだろうか。
単純に考えれば、日本の現代教育と似たような内容をやっているのだろうか。
国語数学英語理科社会。。。
うーん諸説ある。。。
国語や数学は実生活で使うから(使うとは言ってない)ともかく、言語は世界共通(これはカロス地方やイッシュ地方でもサトシの言葉が不通に通じることから確定的に明らか)のため英語は不要。理科はそもそもポケモンが物理法則ガン無視していることがあって万人が学ぶには難しすぎる内容だ。まあもちろん、物理法則を学ぶことが役に立たないというわけではない科学技術を発展させる上で非常に重要なことには違いない。あくまで全員が学ぶべきことではない、ということである。社会についても疑問が残る。地理、公民、歴史、どれをとってもあの世界ではポケモンが絡んでくる。人とポケモンの関わりが人間と動物とのそれとは比較にならないほど深いからである。
映画「波導の勇者ルカリオ」やポケモンXYで描かれる数少ない戦争描写などではポケモンが中心に描かれることがほとんどだ。近代兵器がないとポケモンに立ち向かうなんて物理的に不可能だろう。マサラ人以外にとって、破壊光線食らえば普通に生命が危ない。よって社会はポケモンと密接に関わっていることが伺える。
国語、数学以外は基本的に万人が必要とするほど社会生活で有用ではないことがわかる(現実の実社会でも諸説あり)。
つまりこの5科目以外に別の何かを学んでいるはずである。
となるともっと先進的でグローバルな内容を学んでいるのだろう()
労働基準法についてや実社会に出てから必要な能力、子育ての仕方などの家庭科、についてなどを学んでいるのだろう!そうに違いない!!!!
それならば旅に出た人もすぐに社会に順応できるからね!!!
うーん無理がある。特に社会科系科目が……どう転んでもあの世界はポケモンと人間との関わりが絡んでくるのだ。
やっぱりリサが学校の授業をあまり聞いていないという方向性の方が有力だろうか……
考えを練り直さねば
つづく(かも